2014年7月31日木曜日

移籍市場で動向が注目される選手10人

レアルマドリードに移籍したハメス・ロドリゲス
2014年夏の移籍市場では、既に多くの注目選手が新たな戦いを求めて移籍を果たしている。

7月31日現在で、ハメス・ロドリゲス(ASモナコ→レアルマドリード)、ルイス・スアレス(リバプール→バルセロナ)、アレクシス・サンチェス(バルセロナ→アーセナル)、ジエゴ・コスタ(アトレティコマドリード→チェルシー)などの注目選手が移籍をした。


移籍市場も残り1ヶ月となり、その動向が注目される選手10人をピックアップしてみた。

DF マッツ・フンメルス(ドルトムント/ドイツ代表) 推定市場価格48億円
予想される移籍先:バルセロナ、チェルシー

MF サミ・ケディラ(レアルマドリード/ドイツ代表) 推定市場価格32億円
予想される移籍先:バイエルンミュンヘン、マンチェスターユナイテッド

MF ポール・ポグバ(ユベントス/フランス代表) 推定市場価格62億円
予想される移籍先:パリサンジェルマン、レアルマドリード

MF アルトゥーロ・ビダル(ユベントス/チリ代表) 推定市場価格58億円
予想される移籍先:マンチェスターユナイテッド、レアルマドリード

MF ファン・ギジェルモ・クアドラード(フィオレンティーナ/コロンビア代表) 推定市場価格34億円
予想される移籍先:マンチェスターユナイテッド、ユベントス

MF アンヘル・ディ・マリア(レアルマドリード/アルゼンチン代表) 推定市場価格64億円
予想される移籍先:パリサンジェルマン、マンチェスターシティ

MF 香川真司(マンチェスターユナイテッド/日本代表) 推定市場価格18億円
予想される移籍先:ドルトムント、アトレティコマドリード

FW エセキエル・ラベッシ(パリサンジェルマン/アルゼンチン代表) 推定市場価格32億円
予想される移籍先:インテル、チェルシー

FW ステファン・ヨベティッチ(マンチェスターシティ/モンテネグロ代表) 推定市場価格36億円
予想される移籍先:インテル、ユベントス

FW エディンソン・カバーニ(パリサンジェルマン/ウルグアイ代表) 推定市場価格78億円
予想される移籍先:レアルマドリード、マンチェスターユナイテッド

2014年7月27日日曜日

アンデル・エレーラ~2014-2015シーズン注目選手

プレーシーズンマッチで躍動するアンデル・エレーラ
今シーズンの活躍が期待される
2014-2015シーズン、注目したい選手はマンチェスターユナイテッド所属のアンデル・エレーラだ。

今シーズン、スペインのアスレティック・ビルバオから移籍金3600万ユーロ(49億9000万円)で加入した、スペインの次世代を担う24歳のプレーメーカーである。

現在、アメリカの地で行われているプレーシーズンマッチでも早速、その存在感を示している。


アンデル・エレーラは、スペインのレアル・サラゴサの下部組織で育ち、2011年から生まれ故郷であるアスレティック・ビルバオに戻り、中心選手として注目されてきた。

2011年には、U21欧州選手権にレギュラーとして出場してチームの優勝に大きく貢献し、2012年にはロンドン五輪のメンバーに選ばれ、日本戦にも後半11分から出場している。

アンデル・エレーラのプレースタイルは、CMFのポジションで巧みなボール捌きを得意とし、直接ゴールに直結するパスも供給できるクラシックタイプのプレーメーカーだ。
おそらく、最も得意とするポジションは3CMFのインサイドハーフではないだろうか。

スペイン代表の大先輩にあたるバルセロナのシャビの後継者に十分なりえる存在で、そのシャビと比べると182cm72kgと体格的に恵まれており、ボールキープ時の懐が深い。

マンチェスターユナイテッドは近年、ポール・スコールズの後継者が見つからず、昨シーズンも中盤でのプレーメーカーがいないことがチームにとって大きな痛手であった。

マンチェスターユナイテッドにとって、アンデル・エレーラの加入はチームが待ちに待った戦術の幅を大きく広げる人材だろう。

2014-2015シーズンのマンチェスターユナイテッドは、新監督ファン・ハールの采配とアンデル・エレーラのプレーに注目したい。


2014年7月24日木曜日

マンチェスターユナイテッド~開幕予想フォーメーション

プレミアリーグのビッグクラブ マンチェスター・ユナイテッド
7月17日、オランダの名将ファン・ハール監督がマンチェスターユナイテッド就任会見を行った。

ワールドカップ2014でオランダ代表を3位に導いた名将が、昨シーズン失意のリーグ戦7位に終わったチームの再建を任された。

気になるのが、ファン・ハール監督がどんなフォーメーション、スターティングメンバーを組むのか?そして、更なる新戦力の獲得はあるのだろうか。


マンチェスターユナイテッド2014-2015シーズンの開幕フォーメーションを予想してみた。

マンチェスターユナイテッド2014-2015シーズン 予想開幕フォーメーション

以下、2014年7月24日現在のマンチェスターユナイテッド主要メンバー

GK ダビド・デ・ヘア(スペイン代表) アンデルス・リンデゴーア(デンマーク代表)

DF クリス・スモーリング(イングランド代表) ジョニー・エバンス(北アイルランド代表)
   フィル・ジョーンズ(イングランド代表) ラファエウ(ブラジル)
   ルーク・ショー(イングランド代表)

MF マイケル・キャリック(イングランド代表) ダレン・フレッチャー(スコットランド代表)
   アンデル・エレーラ(スペイン) マルアン・フェライニ(ベルギー代表)
   アントニオ・バレンシア(エクアドル代表) 香川真司(日本代表)

FW ウェイン・ルーニー(イングランド代表) ロビン・ファン・ペルシ―(オランダ代表)
   ダニー・ウェルベック(イングランド代表) ファン・マタ(スペイン代表)
   ナニ(ポルトガル代表) アシュリー・ヤング(イングランド代表)

フォーメーション画像の※新戦力には、以下の候補者たちを予想する。

※1 ステファン・デ・フライ(フェイエノールト/オランダ代表)
   エリアキム・マンガラ(FCポルト/フランス代表)

※2 ダレイ・ブリント(アヤックス/オランダ代表)
   マルコス・ロホ(スポルティング・リスボン/アルゼンチン代表)

※3 ファン・ギジェルモ・クアドラード(フォオレンティーナ/コロンビア代表)
   アントワーヌ・グリーズマン(レアル・ソシエダ/フランス代表)

ファン・ハール監督の下、新生マンチェスターユナイテッドは8月16日にプレミアリーグ2014-2015シーズン開幕を迎える。

2014年7月21日月曜日

田中順也が移籍したスポルティング・リスボンとは

ポルトガルの名門クラブ スポルティング・リスボン
ポルトガルの名門クラブ
7月18日、Jリーグ柏レイソルからポルトガルのスポルティング・リスボンに移籍した田中順也が移籍後初出場を果たした。

ブラジルの地でワールドカップ2014が盛り上がりを見せる最中、日本ではポルトガルから移籍のニュースが飛び込んできた。
田中順也がスポルティング・リスボンと5年契約を結んだというものだ。

スポルティング・リスボンといえば、あのクリスティアーノ・ロナウドがユース時代を過ごし、プロデビューを飾ったクラブであり、かつてはルイス・フィーゴもキャリアをスタートさせたポルトガル屈指の名門クラブである。

現在ポルトガルリーグは、UEFAランキングでセリエA(イタリアリーグ)を上回って4位につけており、スポルティング・リスボンは、国内リーグ優勝18回、国内カップ戦優勝19回、SLベンフィカやFCポルトとポルトガルのビッグ3を形成する名門クラブだ。

2013-2014シーズンはポルトガルリーグを2位で終えており、今季2014-2015シーズンはUEFAチャンピオンズリーグへ本戦グループステージから参戦する。

現所属メンバーにはルイ・パトリシオ、ウィリアン・カルバーリョなどのポルトガル代表ワールドカップ2014メンバー、更にはアルジェリア代表イスラム・スリマニやワールドカップ2014で大会ベストイレブンにも選ばれたアルゼンチン代表マルコス・ロホなどが在籍する。

田中順也には厳しい戦いが待っているだろうが、恵まれた体格に強烈な左足と持っているポテンシャルを発揮できれば、ポルトガルの地でも十分に通用するだろう。

ポルトガル1部プリメイラ・リーガ2014-2015シーズンは、8月17日に開幕する。

2014年7月18日金曜日

柿谷曜一朗が移籍したFCバーゼル~予想フォーメーション

1893年設立のスイスの名門FCバーゼル
スイスの名門FCバーゼル
柿谷曜一朗のFCバーゼル移籍により、日本で注目を集めているスイス1部スーパーリーグは、7月19日に2014-2015シーズンが開幕する。

日本のサポーターとしては気になるのが、今シーズンから指揮を執るパウロ・ソウザ監督がどんなフォーメーション、スターティングメンバーを組むのか?そして、柿谷曜一朗の起用方法をどう考えているのかだ。

欧州の移籍マーケットは8月31日まで開いているが、シーズン開幕を迎えるFCバーゼル2014-2015シーズンのフォーメーションを予想してみた。

FCバーゼル2014-2015シーズンの予想フォーメーションとスタメン

以下、2014年7月18日現在のFCバーゼル主要メンバー

GK トマーシュ・ヴァツリーク(チェコ) ジェルマーノ・ヴァイラーティ(スイス)

DF イバン・イバノフ(ブルガリア) ファビアン・シェア(スイス代表)
   マレク・スヒー(チェコ代表) ガストン・サウロ(アルゼンチン)
   ベーラング・サファリ(スェーデン) フィリップ・デゲン(元スイス代表)

MF セレイ・ディエ(コートジボワール代表) ファビアン・フライ(スイス代表)
   マルセロ・ディアス(チリ代表) モハメド・エルネニー(エジプト代表)
   タウラント・ジャカ(スイス)

FW ジオバンニ・シオ(コートジボワール代表) マティアス・デルガド(アルゼンチン)
   マルコ・シュトレラー(元スイス代表) 柿谷曜一朗(日本代表)

チームの主力であったヤン・ゾマーやヴァレンティン・シュトッカー(共にスイス代表)は移籍をしたものの、国内リーグ5連覇中とあってスイスリーグにおいては屈指のメンバーだろう。

パウロ・ソウザ監督は、ワールドカップ2014に参加した選手は開幕戦では起用しない意向を示しており、柿谷曜一朗についてはコンディション次第で、8月2日リーグ第3戦での先発デビューをさせると考えを明かしている。

2014年7月16日水曜日

アルゼンチン代表マルコス・ロホ~ワールドカップ2014で評価上昇

ワールドカップ2014ナイジェリア戦でゴールを決めたマルコス・ロホ
アルゼンチン代表のマルコス・ロホは、ワールドカップ2014で評価を上げた選手の1人ではないだろうか。

祖国アルゼンチンのエストゥディアンテスの下部組織で育ち、2009年にUAEで行われたクラブワールドカップに19歳で出場した後、欧州へと渡り、現在はポルトガルのスポルティング・リスボンに所属している。



アルゼンチン代表では2011年2月に代表デビューを飾ると、瞬く間に左SBのレギュラーポジションを掴み、ワールドカップ2014南米予選でも定位置を確保していた。

2013-2014シーズン、所属するスポルティング・リスボンではアルゼンチン代表とは違い、主にCBのレギュラーとして出場を続け、財政難に悩むクラブをポルトガルリーグ2位に導き、2014-2015シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献している。

ワールドカップ2014では、所属クラブでCBを務めていることもあり、高い守備力でアルゼンチンの準優勝に貢献する活躍を見せ、攻撃面でも思い切りの良い攻め上がりで多くのチャンスを作り出した。

マルコス・ロホの特徴は、189cmの長身と強靭なフィジカルを生かしたアグレッシブさ、負けん気の強いメンタリティにある。
今大会では、SBのポジションで豊富な運動量、攻守にセットプレー時の打点の高さ、クロスの精度なども質の高いプレーを見せ、身体能力と共に技術の高さも披露した。

大会前から人気銘柄でリバプールやインテル、ASローマなどが獲得を狙っていると噂されていたが、ワールドカップ2014で活躍したマルコス・ロホの人気は更に高まり、獲得を狙うクラブが増えている。

いずれにしても、欧州のビッグクラブがアルゼンチンのワールドカップ2014準優勝に大きく貢献したこのマルコス・ロホを放ってはおかないだろう。

2014年7月14日月曜日

オランダ代表ダレイ・ブリント~ワールドカップ2014で評価上昇

オランダのベスト4進出に大きく貢献したダレイ・ブリント
オランダ代表のダレイ・ブリントは、ワールドカップ2014で評価を上げた選手の1人ではないだろうか。

かつてオランダ代表とアヤックスで大活躍したダニー・ブリントの息子であるダレイ・ブリントは、若くから大きな期待をされていたが、その期待に十分に応えられない伸び悩む時期が続いていた。

しかし、2013-2014シーズン所属するオランダのアヤックスで遂に開花し、チームの中心選手として優勝に大きく貢献する活躍を見せ、2014-2015シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権も獲得した。




自身もSBやアンカーのポジションでチームで2番目に多い29試合に出場し、オランダリーグ年間最優秀選手賞に選ばれている。

ワールドカップ2014では、ファン・ハール監督の信頼を見事に勝ち取り、初戦のスペイン戦からスタメン出場を果たすと、攻守に貢献する活躍や2アシストまでする完璧なプレーを見せた。
そこから3位決定戦のブラジル戦までボランチ、SB、CBとさまざまなポジションでチームを支える活躍をしている。

ダレイ・ブリントのプレーの特徴は、とにかく攻守のバランスが良いことだ。
今大会では主にSBを務めることが多かったが、守備時のポジショニングの良さ、対人プレーの際の粘り強さ、攻撃参加のタイミング、クロスの精度、そしてフィジカルの強さと複数のポジションを高いレベルでこなせるのも頷ける。

ワールドカップ2014を3位という成績で終えたダレイ・ブリントの元には、リバプールやドルトムントからオファーが届いていると報じられている。

現在24歳で機は熟した感があるだけに、オランダリーグ年間最優秀選手賞とワールドカップ2014第3位の勲章をぶら下げて、この夏ステップアップの移籍を果たすのではないだろうか。

2014年7月12日土曜日

コロンビア代表ハメス・ロドリゲス~ワールドカップ2014で評価上昇

コロンビア代表の10番ハメス・ロドリゲス
W杯MVP候補にも名を連ねている
ワールドカップ2014で大活躍し、最も評価を上げた選手はコロンビア代表のハメス・ロドリゲスだろう。

ハメス・ロドリゲスは、2013-2014シーズン開幕前、ポルトガルのFCポルトからフランスのASモナコへ4500万ユーロ(62億円)で移籍し、話題をさらった選手だ。

そのASモナコでは、チームをフランスリーグ2位に導き、2014-2015シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。自身もリーグ戦34試合出場9得点という成績を収めている。


大会前からコロンビア代表の10番として注目を浴びていた選手ではあったが、その活躍は世界中のサッカーファンの予想を超えるものだったのではないだろうか。

ワールドカップ2014初戦のギリシャ戦でゴールを挙げると、そこから敗戦するブラジル戦までワールドカップ5試合連続ゴールという離れ業をやってのけた。
惜しくもブラジルの前に敗れ大会を後にしたが、6得点で大会得点王になる可能性が高い。

得点ばかりに目が行きがちだが、ハメス・ロドリゲスが見せた活躍は得点だけではない。
今大会では、攻撃の中心として優れたボールテクニックやボールキープ、ラストパスやクロスの精度など、22歳の若武者はそのポテンシャルの高さを世界に見せつけた。

今や、ハメス・ロドリゲスの市場価値は7000万ユーロ(96億円)にも跳ね上がったとも言われている。
本人はASモナコへの残留を口にしているが、複数のビッグクラブが獲得に動き出しているとの噂が上げっており、レアルマドリードやバルセロナが本気で獲得に動き出したら移籍する可能性は十分にあるだろう。

8月には欧州各国リーグが開幕するが、ワールドカップ2014で一躍ワールドクラスの仲間入りを果たしたハメス・ロドリゲスが、どのクラブでどんなプレーを見せてくれるのか注目したい。

2014年7月9日水曜日

柿谷曜一朗が移籍したFCバーゼルとはどんなクラブか

スイスの名門クラブFCバーゼル
1893年創設の名門クラブ

7月7日、セレッソ大阪は柿谷曜一朗のスイス1部リーグFCバーゼルへの移籍を発表した。

ワールドカップ前から移籍の噂は多く飛び交っていたが、柿谷曜一朗が選んだのはスイスのFCバーゼルだった。

FCバーゼルといえば2005-2006シーズンから3シーズン、元日本代表の中田浩二が所属していたクラブだが、日本のサッカーファンの間ではどんなクラブかあまり知られていないのではないだろうか。

スイスの名門であるFCバーゼルは、リーグ優勝17回、UEFAチャンピオンズリーグの常連クラブだ。
現在、国内リーグでは5連覇を成し遂げており、2012-2013シーズンにはUEFAヨーロッパリーグでベスト4という成績を残している。
もちろん、今季2014-2015シーズンのUEFAチャンピオンズリーグへの出場権も確保している。

現監督はポルトガルの英雄パウロ・ソウザで、現所属メンバーにはヴァレンティン・ストッカーやファビアン・シェアなどのスイス代表ワールドカップ2014メンバー、更には同じくワールドカップ2014メンバーで日本とも対戦したコートジボワール代表のセレイ・ディエやジョバンニ・シオなども在籍する。

以前には、ワールドカップ2014でも活躍したスイス代表のジェルダン・シャチリ(現バイエルン・ミュンヘン)やグラニト・ジャカ(現ボルシアMG)、更にはエジプト代表のモハメド・サラー(現チェルシー)なども在籍していたことから、欧州ビッグクラブのスカウトマンからの視線も熱い。

近年、FCバーゼルは安定した成績や選手の発掘をしており、25分間の出場に終わった失意のワールドカップ2014から飛躍を誓う柿谷曜一朗もその波に乗りたいところだ。

スイス1部スーパーリーグ2014-2015シーズンは、7月19日に開幕する。

2014年7月7日月曜日

ワールドカップ2014~評価を上げた選手ランキング


FIFAワールドカップのロゴ
ワールドカップ2014で評価を上げたのは?
ワールドカップ2014も遂にベスト4が出揃い、残すところ4試合となった。
ワールドカップが終了すれば、世界のサッカーファンが注目する移籍マーケットが本格的に動き出すだろう。

今大会ワールドカップ2014で予想以上の活躍をし、評価を上げた選手は誰なのか?この夏、飛躍を遂げそうな選手は誰なのか?ランキング方式で洗い出してみた。


1位 ハメス・ロドリゲス (コロンビア代表MF/モナコ)
今大会で一気にワールドクラスの仲間入りを果たし、最も評価を上げた選手だろう。現在6得点でワールドカップ得点王に最も近い位置につけている。

2位 ケイロール・ナバス (コスタリカ代表GK/レバンテ)
今大会を通してスーパーセーブを連発し、コスタリカ初のベスト8に最も大きく貢献した。

3位 ダレイ・ブリント (オランダ代表DF/アヤックス)
ボランチ、SB、CBと複数のポジションを高いレベルでこなし、安定感と質の高さを見せた。

4位 ギジェルモ・オチョア (メキシコ代表GK/無所属)
ブラジル戦でのスーパーセーブ連発で一気に注目される存在となった。

5位 マルコス・ロホ (アルゼンチン代表DF/スポルティング・リスボン)
勇敢な攻め上がりでチャンスを多く演出し、189cmの長身を生かして攻守のセットプレーでも活躍した。

6位 ディヴォック・オリジ (ベルギー代表FW/リール)
身体能力の高さとスピードを披露し、第3戦からはルカクを差し置いてスタメンの座を物にした。

7位 イスラム・スリマニ (アルジェリア代表FW/スポルティング・リスボン)
質の高い動きで相手チームに脅威を与え続け、アルジェリア初のベスト16入りに大きく貢献した。

8位 クラウディオ・ブラボ (チリ代表GK/レアル・ソシエダ)
高さに欠ける守備陣をカバーするハイボールの処理はレベルが高かった。大会後には、バルセロナへの入団が内定している。

9位 エクトル・エレーラ (メキシコ代表MF/FCポルト)
豊富な運動量と高いテクニックでチャンスを多く演出し、チームに大きく貢献した。

10位 アレクサンドル・ココリン (ロシア代表FW/ディナモ・モスクワ)
相手DFのマークを外す動き、打点の高いヘディングはポテンシャルの高さを見せた。

2014年7月5日土曜日

サッカー日本代表~新監督候補の紹介

円陣を組む日本代表イレブン
日本代表の新監督は誰になるのか
ワールドカップ2014ブラジル大会を0勝1分2敗で終え、ザッケローニ監督は辞任を表明し、祖国イタリアへ帰国した。

日本サッカー協会は、次のワールドカップ2018ロシア大会を目指す新監督選びに着手した模様だ。
日本代表サポーターの間でも、現在この話題で持ち切りではないだろうか。


そこで現在、噂に上がっている日本代表新監督候補を挙げてみた。

まずは、新監督最有力候補のハビエル・アギーレ55歳(現在フリー)だ。

実績は、メキシコ代表監督としてワールドカップ2002、ワールドカップ2010と過去2度の指揮を取り、2度とも本大会出場、本大会でのベスト16入りを果たしている。

その他には、主にスペインリーグでのクラブ監督を多く務めており、選手時代にはメキシコ代表としてワールドカップ1986にも出場した経歴を持つ。

戦術的には、トータルフットボール(全員攻撃全員守備)を信条としていて、全体をコンパクトに保ちながらハイプレスをかけ、カウンターを仕掛ける堅守速攻型をベースとしている。

人物的には、バスク系メキシコ人で情熱的な性格であり、自分の信条とするサッカーを貫くブレない監督である。一方で情熱的なあまり、選手やサッカー協会と衝突することも過去には見受けられた。

その他の日本代表新監督候補には、ホセ・ペケルマン64歳(現コロンビア代表監督)、オズワルド・オリヴェイラ63歳(現サントスFC監督)、レヴィー・クルピ61歳(現アトレチコ・ミネイロ監督)、ドラガン・ストイコビッチ49歳(現在フリー)などが噂に上がっている。

前日本代表監督のザッケローニは人柄的には申し分のない人物だったが、一方で采配とワールドカップでの経験には疑問符があった。

日本代表新監督は、ここに上がっている人物から選ばれるのか?それとも前回のザッケローニのときのように水面下で意外な人物に交渉しているのか?興味は尽きない。

2014年7月4日金曜日

ワールドカップ2014日本代表~採点と評価

試合後にサポーターへ挨拶する日本代表
ワールドカップ2014日本代表 1分2敗
ワールドカップ2014はベスト8が出揃い、いよいよ終盤戦へと突入するが、日本代表のワールドカップ2014全3試合を振り返り、採点と評価をしてみた。

基準としては、日本代表での立ち位置や持ち合わせている能力を発揮できたか、期待値に対してパフォーマンスはどうだったかを5段階の採点と評価で行った。



GK 川島永嗣 3点
3試合で6失点を喫しているが、ミドルシュートへの反応は良く、多くのピンチを救った。

DF 吉田麻也 3点
持ち味であるフィード能力は発揮できなかったが、守備の際のミスは少なかった。

DF 森重真人 2.5点
見事に初戦のスタメンを勝ち取ったが失点シーンに絡み、その後2試合は出場機会を失った。

DF 今野泰幸 2.5点
相手に寄せるチャレンジを多く見せたが、フィジカルの弱さを露呈した。

DF 内田篤人 3.5点
守備のミスは多少あったものの、運動量と攻撃参加でチームを活気つけた。

DF 長友佑都 2.5点
自慢の運動量は鳴りを潜め、攻撃参加した際も単調なクロスに終始した。守備の際も中途半端なポジショニングが目立った。期待が大きかっただけにもっとやれた気がしてならない。

MF 長谷部誠 3点
多少のミスはあったものの、3試合を通して攻守にバランス良く仕事をしていた。また、キャプテンとして責任感のあるプレーを心掛けていた。

MF 山口蛍 3点
3試合を通して無難に仕事をこなしていた印象だ。しかし、守備の際に相手への寄せの甘さが若干目立ってしまった。

MF 遠藤保仁 3点
1戦目と2戦目に途中出場したが、監督の期待に応えて大きく試合のリズムや流れを変えることは出来なかった。

MF 青山敏弘 3点
自分の持ち味である縦パスを入れる意識は見せたが、効果的なパスは多く見られなかった。

FW 岡崎慎司 2.5点
ハードワークをして守備では貢献したが、得点シーンを除けばあまりにもシュートが少なすぎた。

FW 大久保嘉人 3.5点
若干チームのバランスを崩すプレーをしたが、高いインテンシティを見せ、相手にとって脅威であり続けた。

FW 香川真司 2.5点
不動のレギュラーだったにも関わらず、第2戦目ではスタメン落ちし、プレー面でも空回りが目立った。期待が大きかっただけにもっとやれた気がしてならない。

FW 本田圭佑 3.5点
コンディションが万全ではなく、パスミスやボールロストも目立ったが、1ゴール1アシストと数字の面では最低限の結果は残した。

FW 大迫勇也 2.5点
体を張ったボールキープをしようとしていたが、あまり収まりは良くなかった。

FW 柿谷曜一朗 2.5点
本大会直前でスタメン落ちし、プレー時間は短かったが目立った動きは出来なかった。

2014年7月3日木曜日

ワールドカップ2014日本代表~そのとき何が起こっていたのか

試合前に円陣を組む日本代表イレブン
試合前に円陣を組む日本代表
ワールドカップ2014ブラジルの地で日本代表にそのとき何が起こっていたのか。
これは、ワールドカップ2014グループリーグ初戦のコートジボワール戦のことだ。
多くの解説者やジャーナリストがこのコートジボワール戦の敗戦が今大会の行く末を左右したと語っている。



初戦のコートジボワール戦、そのとき日本代表に何が起こっていたのか。
今大会の日本代表の戦いぶりには、疑問を残したままになっているサポーターも多くいることだろう。

結論から言えば、監督も含めチームの意識がバラバラになっていたということだ。

自分たちのサッカーを追求して形に拘った前線の選手達とザッケローニ監督、形よりもとにかく結果を最優先に考えた守備陣との間でチームの意識はバラバラになってしまった。

前線の選手達は、自分たちが築き上げてきた主導権を握り相手を崩すという形に拘り、ワールドカップの舞台では極めて難易度の高いミッションを実行しようとした。

しかし、ボランチから後ろの選手達はワールドカップの空気に呑まれたのか、初戦だから慎重に
なってしまったのか、引いてブロックを作りゴール中央を固める方向性にシフトした。

様子を見ていたザッケローニ監督は迷った末に前線の選手達と同じ方向性に舵を切ったが、結果的に同じ形での2失点を喫してコートジボワール戦に敗れてしまった。

初戦のコートジボワール戦を落とした後、日本代表の選手達が「自分たちのサッカー」と何度も口にしていたのはチーム内の意識を統一しようとしていたと思われる。

そして、前線の選手達の方向性で意識を統一させて第2戦以降を臨んだが、今度はザッケローニ監督が結果に拘るあまり、「自分たちのサッカー」の形を見失ってしまった。

今大会ワールドカップ2014で起きた出来事は、8年前のワールドカップ2006のときと非常に似ている。
日本代表は、なぜ8年前とまた同じ過ちを犯してしまったのだろうか。

2014年7月1日火曜日

ワールドカップ2014グループリーグ敗退国~ベストイレブン

ワールドカップ2014 ブラジルサポーター
盛り上がる開催国ブラジルのサポーター
6月13日に開幕したワールドカップ2014もグループリーグが終了し、決勝トーナメントに進出した16カ国での熱い戦いが繰り広げられている。
ワールドカップ2014グループリーグを振り返ると、スペインやイタリアなどの優勝候補が簡単に姿を消し、ポルトガルやコートジボワールなどの国は、あと少しのところで決勝トーナメント進出に手が届かなかった。



既にグループリーグを敗退した16カ国はブラジルの地を後にしたわけだが、グループリーグ敗退をした国にも姿を消すには惜しまれるチームや選手が存在したと思える。
試合内容を振り返り、グループリーグ敗退国からベストチームとベストイレブンを選んでみた。

ベストチームには、ワールドカップ2014開幕戦で開催国ブラジルを大いに苦しめ、高いテクニックと構成力を見せたクロアチア代表を選出した。

監督には、与えられた戦力の中で強固な組織力を構築し、個の能力を存分に発揮させたカルロス・ケイロス(イラン代表)を選出し、以下のベストイレブンには、チームを決勝トーナメントに導くことは出来なかったが、個人としては高いパフォーマンスを見せ活躍をした選手達を選んだ。

<ベストチーム> クロアチア代表

<ベストイレブン> ※システム4-4-2
監督 カルロス・ケイロス (イラン代表)

GK アスミル・ベゴヴィッチ (ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)

CB デヤン・ロブレン (クロアチア代表) アンドレア・バルザーリ (イタリア代表)

RSB マッテオ・ダルミアン (イタリア代表) LSB ミゲル・ヴェローゾ (ポルトガル代表)

DMF アンドレア・ピルロ (イタリア代表) ジョアン・モウティーニョ (ポルトガル代表)

RMF ジェルヴィーニョ (コートジボワール代表) LMF イヴィツァ・オリッチ (クロアチア代表)

FW ダニエル・スタリッジ (イングランド代表) アサモア・ギャン (ガーナ代表)